テーマ 時の流れと共に味わいを感じる佇まい

コンセプト

パリにある古い佇まいを改修するイメージをべ一スに計画案を検討し ました。建物は年月と共に変化しますが、その変化が時代を感じさせな いような変貌を味わえればとても素晴らしいことだと思います。 計画案のポイントとして下記にまとめてみました。

(1)建物はシンメトリーにシンプルな外観をイメージし、3階建ての 高さを余り感じさせないようにマンサード屋根(銅板葺き)にして、 周辺環境にも配慮した。
(2)人と車のアプローチは接する北西道路に対して門扉とスライドフェ ンスを一カ所に併設し、一体感のあるシンプルな外構にまとめた。
(3)平面計画は『見せても良いスペース』と『見せたくないスペース』 を動線として明確にするため、玄関と通用口に分けた。
(4)『見せたくないスペース』を欧州の裏庭的なバックヤードにまとめる ことに依り、外部空間には物置等余分な物を設けないようにした。
(5)1階は玄関ホール・ギャラリーホール廻りを中心に4室設け廊下は 幅を広めし車椅子での対応にも考慮した。
(6)1階玄関ホールとギャラリーホールは一体感と共にコラムで視覚的 に分けることで多目的な遊び空間として位置付けた。また、将来の リフォームでご夫妻のLDKに対応できるように設計上の配慮をした。
(7)1〜3階へ主階段は幅を広めにし、窓を設けバックヤードの開口部 や吹抜けを通してステンドグラスから光を取り込む工夫をした。
(8)2階はリビング・ダイニングをご夫妻の生活空聞として可能な限り 広くスペースを取り、キッチンは二方向の開口部で明るくオープン な空間を造り、ダイニング側の引込みドアを開くと30帖を超える LDKへと続く広がりのある大空聞を確保した。
(9)要所にステンドグラスを設け外部にアクセント、内部に変化と楽し みをそれぞれの設定した空間に光を注ぐように導いた。 以上九項目に主な主旨をまとめましたが、図面の中に色々な考えを 入れましたので、中を歩くイメージでその感覚を感じて貰えました ら幸いです。一緒に永く味わいを感じる良い住まいにしましょう。

建物概要
敷地面積 314.31m2
建築面積 127.58m2
1階床面積 119.24m2 (36.07坪)
2階床面積 125.11m2 (37.84坪)
3階床面積 30.99m2 (9.37坪)
延床面積 275.34m2 (83.28坪)
建蔽率 40.59%
容積率 87.60%







 

建築家
高橋 正勝

計画案
計画案全体