コンセプト 外観デザインのテーマは、住む人固有の個性を発揮しながら、景観に違和感なく溶け込む外観である事。明るく開けた高台・燦燦とした陽光・豊穣な緑。北国にありながら豊かな自然と美しい町並みの中にそっと佇む、オーソドックスな洋館である事としました。そのテーマにそって、外観イメージは、外壁の仕上げ材にモルタルスタッコを好まれるとあり、メディティラーニアンスタイルを採りいれました。リズム感のある窓デザインから生まれる整然としたプロポーションといった洋館デザインの基本に忠実に設計し、自己主張しすぎることのないよう留意し、美しい外観スタイルを提案しました。外観の仕上げ材として、土・石・素焼タイル・素焼瓦・アイアンといったナチュラルでソリッドな素材を提案します。素材が持つ本物感・親和感が、重厚さとは一味違った存在感と落ち着きをもたらし、美しい町並みに静かに映える明るい洋館を提案いたします。
道路沿いと北側の境界はプライバシーを重視し、基本的には閉じた計画でありながら、イメージとしては町並みにオープンであるという相反する要素を、配置計画の中で微妙なバランスで演出する事を提案します。敷地のフロント部分はガレージとカーポートとし、アプローチスペースをゆったりとり、プライベートガーデンはファミリーガーデン・キッチンガーデン・日本庭園と多彩な趣とし、リヴィングルームの二方向に設けるウッドデッキと併せて戸外での多彩な楽しみを提案します。 間取りのテーマは、施主ですら半ば諦めかけているように伺える、フォーマルな空間の確保と、機能的な動線と無駄なスペースを省いた広さの確保。そのテーマにそったゾーンニング計画のポイントはバスルームを2階に設けた事。それによって1階のスペースに余裕が生まれ、リヴィング・ダイニングに20帖のスペースをとっても、9帖大のDENが確保することができました。同時に個室としてのプライベートゾーンと来客も含めた家族の集いとなるパブリックゾーンの区分けが明確になりました。リヴィング・ダイニングと分けて設けたデンと、リヴィングゾーンと程よい長さの廊下によって隔てられた場所に設けた和室の2つの空間は、フォーマルな設えとすることを提案します。それによって、昨今の家造りから失われつつある晴れの空間を確保することが可能になり、日常性と非日常性・フォーマルとカジュアルといった二面性を持った本来の豊かさを提案いたします。リヴィング・ダイニングをカジュアルな家族本位の空間とすることで、主婦の家事コーナーをリヴィングの延長のコーナーに設ける事も不自然でなくなり、快適な空間で、家族と語り合いながら家事作業を行う事も可能になり、常に家族と一体である暮らし方を提案します。
人の暮らしの基本となるべき光と風を採り入れるのに、窓の大きさと配置をバランスよくとり、立地の良さを生かした提案としました。特にリヴィング・ダイニングゾーンに設けたサンルームは半戸外的な設えとし、アウトドアリヴィングと言えるサンデッキと共に野外に開けた空間として、豊かな自然を享受できるよう提案します。 2階の間取りのポイントは、全室を南面するよう計画した事と、全室にバルコニーを設け、採光・通風を十分に確保し、外部に対して開けた個室として計画した事。各個室の広さは必要な広さ以上はとらず、余裕のスペースをファミリーホールとして階段ホールに設け、子供達の遊びと学びの空間として提案しました。又、構造上のメリットとして生まれる屋根裏空間も、積極的に利用する事とし、子供室にはロフトを設け、主寝室はスロープシーリングとし、吹抜けを設ける等、より豊かな空間を提案します。 ガレージは将来に完成させるにあたって、無駄な費用は極力少なくする計画とし、屋根面・壁面・シャッターのみ将来工事とする計画を提案します。将来に完成させるガレージは屋根を作るのではなく、床を作る計画とし、ルーフバルコニーとして、和室上の屋根付きバルコニーと共に屋上庭園的な使い方と共に洗濯物の干し場とかのサーヴィスバルコニーとして多様な使い方を提案します。 かくも多様で多彩で素晴らしき提案が実現される事を願ってやみません。
| 敷地面積 |
351.10u(106.21坪) |
| 建築面積 |
108.17u(32.72坪) |
| 建ペイ率 |
30.81% |
| 1階床面積 |
106.66u(32.26坪) |
| 2階床面積 |
82.74u(25.03坪) |
| 延床面積 |
189.40u(57.29坪) |
| 容積率 |
53.94% |
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